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会話の文藝誌



青柳菜摘(コ本や)





 FaceBookのページに、突然メッセージが来ていた。「私、文藝誌「園」編集部の河村と申します。」読んでいくと最後にはいついつ行っても良いですか、とまで書いてある。慌ててすぐカレンダーを見て可能な日を返事した。こんなときが頻繁にあるから、コ本やでは常に、わたしともう一人だれかがいることが多い。そして初めて河村さんと会い、「園」を読んで、じゃあコ本やでも並べましょう、ということになった。と、わたしが話している。
 「園」、文藝だから文芸とは違うんだろう。この中で紡がれているのは文章によって生まれる物語ではない。縦長で膨らみのあるこの文藝誌を手に持つ。インタビューからはじまり、小説、エッセイ、詩や音楽、絵画、どれも“文章”ではない。全編が“会話”なのだ。わたしの会ったことのない人たちが、あまりに自然に会話を続けていく。それぞれ終わりと始まりはあるが隙間はなく、すぐ次の記事が視界に入る。別の会話へと移行していく。編集部の三人が話して誰かと会い、また会話をつなげてページが続いていくのだ。
 Twitterが出て久しい今、つぶやきではない“会話”が雑誌となった「園」、次号もたのしみだ。


● コ本や honkbooks site

東京都北区王子1丁目6ー13松岡ビル1F

〈営業時間〉

11:00〜21:00

定休月曜


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取扱の依頼をする際、私たちはできるだけ書店へ伺い、コミュニケーションをとりながら見本誌を見ていただくことにしていた。おっしゃる通り、「会話」を大切に今後も心がけていきたい。その後、とても気にかけてくださり、「企画をしないか」というお話に心から喜んだ私たちです。コ本やさんも、友人三人ではじめたそうで、とても親近感をもっています。



(c)sonomagazine